
アンゴラってどんな国?治安や物価など旅行前に知っておきたいアレコレ【2025年最新】
目次
Toggleアンゴラ(Angola)はアフリカ南西部に位置し、豊かな天然資源と独特の文化を持つ国です。ポルトガルの植民地支配を経て独立した歴史があり、現在は経済発展が進む一方、地域によっては治安の懸念もあります。
観光地としては美しい海岸線やサファリ、歴史的建造物が魅力です。
この記事では、アンゴラの基本情報や歴史、文化、治安など、旅行前に知っておきたいポイントを詳しく解説します。
アンゴラの基礎データ

位置: アフリカ南西部、大西洋に面する
時差: 日本より-8時間(サマータイムなし)
首都: ルアンダ(Luanda)
国旗:
人口: 約3,500万人
言語: 公用語はポルトガル語
通貨: クワンザ(Kwanza・AOA)
宗教: キリスト教(カトリック、プロテスタント)
コンセントタイプ: C・Fタイプ(電圧220V)
ビザ:日本パスポートの場合、30日以内の観光目的の滞在は査証は不要。
大使館情報
在アンゴラ日本国大使館
住所: Torres Loanda, 2F, Rua Gamal Abdel Nasser, Ingombota, Luanda
電話番号: +244-923-167090
公式サイト: 在アンゴラ日本国大使館
駐日アンゴラ共和国大使館
住所: 東京都世田谷区代沢 2-10-24
電話番号:03-5430-7879
公式サイト: 駐日アンゴラ大使館
アンゴラの地理的特徴

アンゴラは、西は大西洋に面し、北はコンゴ民主共和国(Democratic Republic of the Congo)、東はザンビア(Zambia)、南はナミビア(Namibia)と接しています。
国内には広大なサバンナや熱帯雨林が広がり、中央部には標高2,600mを超える山岳地帯もあります。大西洋沿岸には美しいビーチがあり、首都ルアンダをはじめとする都市部では近代的な開発が進んでいます。
アンゴラ最大の川であるクアンザ川(Kwanza River)は国のシンボル的存在です。
アンゴラの歴史

アンゴラは15世紀にポルトガル人が到達し、その後約400年間にわたって植民地支配を受けました。
1975年に独立を果たしましたが、その後すぐに内戦が勃発し、2002年まで続きました。長年の戦争による影響で経済やインフラは大きな打撃を受けましたが、近年は石油産業を中心に復興が進んでいます。
独立闘争や内戦の歴史を学べる博物館や戦車の墓場などもあり、アンゴラの過去を知る貴重なスポットとなっています。
アンゴラの文化

アンゴラの文化はポルトガルとアフリカの伝統が融合したユニークなものです。音楽やダンスが盛んで、特に「キゾンバ(Kizomba)」は世界的にも有名です。
食文化もポルトガルの影響が強く、シーフード料理やスパイスを使った煮込み料理がよく食べられます。
公用語はポルトガル語ですが、一部地域ではバントゥー系の現地言語も話されています。地元の人々はフレンドリーですが、訪問時には礼儀を重んじる習慣を尊重することが大切です。
アンゴラの物価

アンゴラの物価は、アフリカの中でも比較的高めです。
特に首都ルアンダ(Luanda)は石油産業の影響もあり、輸入品の割合が高いため、外食や宿泊費が他のアフリカ諸国と比べて高額になることがあります。
レストランでの食事は中級店で約2,000〜5,000AOA(約400〜1,000円)、高級店では10,000AOA(約2,000円)を超えることもあります。
一方、ローカル市場では比較的安価に食材が手に入ります。交通費も高めで、タクシーは初乗り1,500AOA(約300円)ほど。宿泊費はホテルのランクによりますが、中級ホテルでも1泊1万円以上することが多いです。
ローカルな食堂や公共交通機関を活用すると、コストを抑えることができます。
アンゴラの治安

アンゴラの治安は地域によって異なります。
首都ルアンダや主要都市ではスリや強盗が発生することがあり、特に夜間の外出には注意が必要です。また、上記で書いたように、ルアンダでは首都として発展したオフィス街のすぐ裏にはスラムが広がります。物価が高く収入格差が激しいため、物乞いをする人々がビル街にも多くいます。観光客には執拗につきまとうことがあるので注意しましょう。
また、地方では地雷の危険が残る地域もあるため、観光時には安全情報を事前に確認しましょう。
アンゴラ国内の移動は飛行機が便利ですが、道路状況が悪い場所も多いため、長距離移動には十分な準備が必要です。旅行者はパスポートのコピーを持ち歩き、貴重品の管理に注意しましょう。
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アンゴラの有名な食べ物

アンゴラの食文化はポルトガルの影響を受けつつ、アフリカの伝統的な食材を活かした料理が特徴です。
代表的な料理として、ムアンバ・デ・ガリーニャ(Muamba de Galinha)があります。これは鶏肉をパームオイルやオクラ、スパイスと共に煮込んだ料理で、アンゴラを代表する郷土料理の一つです。
また、カチュパ(Catchupa)は豆やトウモロコシ、野菜、時には肉や魚を煮込んだ栄養豊富な料理で、庶民の味として親しまれています。
さらに、ピリピリ(Piri Piri)と呼ばれるスパイシーなソースを使った料理も人気で、魚や肉のグリルに添えられることが多いです。
シーフードも豊富で、ロブスターやエビ、タコを使った料理が沿岸部ではよく食べられます。ルアンダのレストランでは、ポルトガル風のバカリャウ(Bacalhau・干し鱈料理)も味わえます。
アンゴラの有名な特産品・お土産
アンゴラのお土産として人気なのは、マカラパ(Macarapa)と呼ばれる伝統的な帽子や、カラフルな布地「カペラナ(Capulana)」です。
また、アンゴラ産のコーヒーやバオバブの実を使った製品もおすすめです。
アンゴラの有名な場所

世界遺産
ムバンザ・コンゴ(Mbanza Kongo):コンゴ王国の歴史的中心地であり、2017年にユネスコ世界遺産に登録。
その他の有名な場所
ミラドウロ・ダ・ルア(Miradouro da Lua):月面のような奇岩地帯が広がる絶景スポット。
カランドゥラ滝(Kalandula Falls):アフリカ最大級の滝で、豪快な水流が魅力。
ベンゲラ鉄道(Benguela Railway):アンゴラを横断する歴史ある鉄道路線。
アンゴラの交通手段

アンゴラ国内の移動手段として、ルアンダ発の国内線が最も便利です。
鉄道もありますが運行頻度が低く、バスやタクシーは長距離移動には向きません。都市部ではタクシーアプリ「Yango」などを活用すると安全です。
アンゴラの気候

アンゴラの気候は熱帯性ですが、内陸部は乾燥しやすく、海岸部は比較的涼しいです。
ベストシーズンは乾季(5月~10月)で、観光しやすい気温が続きます。
2~3月は雨がやや多く、時には大きな虹が出ることもあるので、タイミングが合えばぜひ写真に収めましょう。
旅行前の準備

予防接種:黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)の提示義務はなくなりましたが、予防として受けておくことをおすすめします。
マラリア対策:アンゴラはマラリアが流行しているため、感染対策が必要です。
特に雨期(11月~5月)に訪問する場合はリスクが高いのでタブレットを服用するようにしましょう。
外貨両替:クワンザへの両替は現地で行えます。
衛生管理:水道水は避け、市販のミネラルウォーターを使用しましょう。
SIMカード:現地でプリペイドSIIMカードを購入することが可能です。
※パスポートの提示要
アンゴラ旅行を安全かつ楽しく過ごすために、事前の準備をしっかり行いましょう!
アンゴラの基本情報まとめ

アンゴラは、ポルトガル植民地時代の歴史や豊かな自然、独特の文化を持つ国です。治安には注意が必要ですが、観光スポットも多く魅力的な国です。
少し危険な目に遭ったものの、それでも好きな国の1つになりました。
都市部ではタクシーアプリを活用し、安全対策をしながら旅を楽しんでくださいね。


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